THE★イケメン男子校inPRINCESS
第二章 『運命の再会!?』
「お嬢様、お着きになりましたよ」
『ん…』
どうも私は呆然し過ぎて
寝ていたようだ。
車はジャングルのような
林の中のガタガタの山道で
止まっている。
けれどまだ学校の入り口のような
ものはないし、見えない。
三井さんは私の
ボストンバックを
トランクから降ろしている。
『三井さん…?学校は?』
三井さんはハッっと
したような顔でこちらを見た。
「そうでした!
この道は狭く、これ以上
進めないんです。
誠に申し訳ありませんが
徒歩でお願いできますか?」
『あ、そおなんだ。
いいよいいよ、歩きで!』