THE★イケメン男子校inPRINCESS
私の部屋であるはずの
【ソコ】はダンボールが
積まれていてかろうじて
布団のないベッドと
ピンクの壁紙が見えるだけ。
『な…なんでぇ?』
私はこの部屋の変わり様で
驚き落としたカバンを
ひっつかみ猛スピードで
リビングへ向かった。
(無駄に広いからこんなに疲れるのよ〜っ)
この女の子、姫華は
あまり自覚してないが
世界で五本の指に
入るほどの企業のお嬢様。
家が広いのも当たり前。
(すべりだいとかで行きたい〜っ)
なんて考えてる間に
やっとリビングのドアに
着いた私。
勢いよくドアを開けると
……
思わず拍子抜け。