王子様はおおかみくん!?

私が泣き止んでから事情を話した。

「…大牙はそんなことしないよ?ちゃんと話した方がいいと思う。」

私にはなかった``話す''という考えを逢沢くんは教えてくれた。

「ありがとう。逢沢くん…話し合ってみる!!」

私は音楽室を後にした。



「あんなこと言うつもりじゃなかったんだけどな…」


っていう逢沢くんの呟きも聞かないまま。
< 11 / 15 >

この作品をシェア

pagetop