あの日、アナタに出会えたキセキ~拾われた少女~
「ご主人様は、私が嫌いですから…」
「…そのご主人様って誰なんだ?」

俺の声が怒りで低くなるのが分かる。

「な、名前は知りません…ただ、小さい時からずっとご主人様の家に暮らしてて…」
「家族じゃねーの?」
「ち、違います」

普通に考えて、家族にご主人様は使わねーか。

「…この傷もそのご主人サマにやられたのか?」
< 17 / 27 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop