あの日、アナタに出会えたキセキ~拾われた少女~
「あ、あの…私帰ります!」

「帰るってドコへ?」
「っ!分かりません…けど、迷惑かけたくないので…あ、この服も…」

俺の服を脱ごうとした手を掴む。
たぶん、俺はものすごく怖い顔をしているだろう。

「ごめんなさい!私が着たのなんて、返されても迷惑ですよね…ごめ…」
「そうじゃねぇ!!」
「っ!」

部屋に響く大きな声に女の身体がビクッとする。
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