抹茶飴。
抹茶飴。
今日は久しぶりにバイトもなく暇だった。
机の上には冬休みの宿題の山。
「いい加減片付けなくちゃなー」
普段はバイトで忙しいし、休みの日には遊びに行く約束がある。
たぶん暇ができることは早々ない。
私は気の進まないまま、机の前に腰を下ろす。
筆箱を開くと色ペンに埋もれてしまったお気に入りのシャーペンを探す。
その時爪に何かがあたって筆箱からはじき出され、机の上に落ちた。
深緑色の四角形の飴だった。
それは昔の駄菓子屋に売られていそうな懐かしい雰囲気の飴だった。
「あー忘れてた。」
私は飴を手に取った。
「抹茶は嫌いだって言ったのに」
両端をねじってとめられた透明の包装をとり、飴を口にほうりこんだ。
若干の甘みが舌に伝わると、抹茶独特の香りと苦みが広がる。
「まず…」
私は一人、顔を歪めた。
だからあの時いらないって言ったのに…
机の上には冬休みの宿題の山。
「いい加減片付けなくちゃなー」
普段はバイトで忙しいし、休みの日には遊びに行く約束がある。
たぶん暇ができることは早々ない。
私は気の進まないまま、机の前に腰を下ろす。
筆箱を開くと色ペンに埋もれてしまったお気に入りのシャーペンを探す。
その時爪に何かがあたって筆箱からはじき出され、机の上に落ちた。
深緑色の四角形の飴だった。
それは昔の駄菓子屋に売られていそうな懐かしい雰囲気の飴だった。
「あー忘れてた。」
私は飴を手に取った。
「抹茶は嫌いだって言ったのに」
両端をねじってとめられた透明の包装をとり、飴を口にほうりこんだ。
若干の甘みが舌に伝わると、抹茶独特の香りと苦みが広がる。
「まず…」
私は一人、顔を歪めた。
だからあの時いらないって言ったのに…