いつも桜が綺麗です。
「歳三さん!!目をつぶってください!!」

「急にどうしたんだよ」

「お願いします!!」

「こうか?」

歳三さんはそっと目をつぶってくれる。

私は傍により歳三さんの手を掴む。

「開けてください!!」

目を開けた瞬間驚きの表情をする歳三さん。

「お前、その着物・・・・」

「私が前世で歳三さんにいただいた着物です。ずっと家宝として伝えれてきたんですよ」

そういうとまぶしそうに歳三さんは目を細める。

「よく似合っている。」

「ふふ。歳三さんが選んでくださったものですからね。でも、前世の私の方がきっと似合うんでしょうね」

現世での私はまだまだ子供だから・・・

そういうと歳三さんはそっと私を抱きしめる。

「そんなことねえよ。俺がお前のために選んだんだ。似合わないはずがねえだろ?」

「っはい!!」

やっとあなたに見てもらえることができましたね。

歳三さん。
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