いつも桜が綺麗です。
私はしばらく止まることを知らない涙を流し続けた。

「いつまでも泣いていてはだめよね」

そうつぶやいて私は立ち上がろうとする。

すると膝に何かが当たった。

「ん?」

下を覗くと箱が置かれていた。

「これは・・・・?」

出してみると不思議とほこりはかぶっていなかった。

どうやら大き目の文箱のようだ。

「歳三さんのものよね?」

私はそっと紐をとき、文箱を開ける。

そこにはたくさんの文が収められていた。

「すごい、量の文・・・」

中を開けるか迷ったが、私はそっと中身を開ける。

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