いつも桜が綺麗です。
手紙を読み終えると歳三さんがどれくらい私を愛してくれていたのかがわかった。

「歳三さん。あなたはいつも私のことを思っていてくれていたのですね・・・」

そっと文箱に目を移す。

沢山の文。

一つひとつ丁寧に開けていくとそこには書いてある私の名前。

そして最後の文を取り出すとその文だけ重かった。

「なんでこれだけ重いのかな？」

そっと中を開けてみる。

すると綺麗な簪が出てきた。

そして、手紙が添えられていた。

中を開いて内容を読む。


お前に似合う簪を見つけた。

どうか気が向いたらつけてくれ。

そして押し入れの下を見てほしい。

たった３行の短い文。

「押し入れの下？」

私は文に書かれている通りに押し入れを開ける。

すると押し入れの下の隅に箱があった。

「今まで気づかなかった。」

そっと箱を出して開ける。
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