幕末にゃんにゃん【完】
沈んだ空気
先に口を開いたのは飯塚さんのほうだった。
「あんた。沖田組長と斎藤組長の知り合いなんでしょ?」
『え?……はぁ…そうですが』
「目障りなんだよね。そうゆうの」
え?
ぎこちない笑顔が固まる。
「私さ、ココの人みーんなの心がほしいの。逆ハーって事。
あ……ごめんなさいね。この時代の人には分からない単語よね?」
クスクスと笑う飯塚さん。
もしかして、私が未来から来たって聞いてないの?