幕末にゃんにゃん【完】
『それで、まだなにか?』
私は、不自然じゃないように冷静に答える。
「だからぁ…消えてほしいって言ってるのよ」
眉を顰めながら睨みつける彼女にたいし私は真顔
『……い「何をしてるの?」
嫌に決まってるでしょ!!と叫ぼうとしたけど
総司の声によってその発言はさえぎられた。
声のするほうを見れば、沖田さんが襖の近くにある壁に寄りかかりながら
こちらをみつめていた。
彼女は、壁に寄りかかる総司をシバシ見つめ。彼の近くに歩み寄る。