幕末にゃんにゃん【完】
『……い、いやこれは』
手紙を見て泣いたなんて聞いたら、総司なんていうかな…。
そんな事を考えながら、事情を説明した。
「…そ、か……そっか。よかった…何かされたのかと思った」
安堵のため息を吐きながら、総司は言った。
『なんかごめんね』
「ううん。それにしても、よかったね♪手紙がもらえて」
ニコリと微笑み彼に、私も微笑み返し頷いた。
二人からの手紙を、胸で優しく握りながら。