幕末にゃんにゃん【完】






ブスッとする彼に、手を伸ばした。




『……ありがとう』




「何言ってるのさ。僕は怒ってるんだよ」




総司の頬に触れた手を、大きな手が包んだ。




『すんません。でも…嬉しい…自分の体を大切にしろ!なんて久々に言われた。

今後は気をつけるね』




「!!…………ほんと、君にはかなわないよ」




怒っていた彼の表情が崩れて、総司は苦笑いを浮かべた。






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