幕末にゃんにゃん【完】
『てゆーか。ココ何所?』
「……松本先生の家だよ」
見たことのない室内で寝ていた私は、起き上がりながらキョロキョロと辺りを見渡す。
『え?何で??』
「何で?なんて馬鹿なことよく言えるよね……君が倒れたからに決まってるでしょ?」
すこぶる機嫌が悪いご様子の総司は、眉間をピクピクさせながら呟いた。
いやぁ……申し訳ない。
『……「君が居なくなるのかと思った」え?』
シンとした空気は嫌だったので、何か話そうと考えていると総司がボソリと言葉を呟いた。