幕末にゃんにゃん【完】
――――ガバッ
『ッ!!!!』
いきおいよくベッドから起き上がると
下のキッチンへ向かって
駆け出した。
バンッ!!
「「!!」」
キッチンにある椅子に総司はすわり
一君は、何かを作っていたが
二人とも、ドアを豪快にあける私に
吃驚したように目を見開いて
こちらを見た。
「吃驚したぁ……どうしたの?姫時ちゃん」
「顔色が優れない…。何かあったのか??」
苦笑いを浮かべる総司と
心配そうにこちらに駆け寄ってくる一君
よかった……ちゃんといる。
安堵のため息と共に
体中から力がぬけた。