幕末にゃんにゃん【完】

7 □ ココは江戸




総司side



桜吹雪に包まれて

意識を失った僕は、目が覚めると


屯所の自室に居た。



「あれ?僕は一体……」



ズキズキと痛む頭を押さえながら

自分の着ている着物を見つめ

目を見開いた。




「……姫時ちゃん」



ボソリと、彼女の名前を呟くと

自室の襖を開けて

一君の部屋に向かって

歩みを速めた。




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