幕末にゃんにゃん【完】
『……あ、あの。
信じてもらえないかも
しれないんですが――』
私は、藤次郎さんとお花さんと呼ばれた
女性に、自分のことを話した。
未来から来たのだと。
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「ほ~。未来か」
「なんとも反応に困っちまうね」
『……す、すいません』
困った表情で顔を見合わせる二人を
見ていると
無性に謝りたい気持ちになった。