『はちみつゆず~キミと過ごした時間~』

~シャラララン…
 ラララ…シャラララ~

突然流れ出した曲で目を覚ました。

隣では蓮斗が
スヤスヤ寝息をたてている。

”蓮斗?
 あ。今、蓮斗の家なんだぁ。”

『蓮斗! 起きて!』

『ん~。』

『蓮斗ってばぁ。』

『ん~?』

『バイトあるんでしょ?』

『あ。ヤベッ。時間ねぇや。
 俺がバイト行ってる間、
 部屋から出るんじゃねぇぞ。
 夕飯作る時間なくなったから、
 適当にピザでも頼めな。
 お風呂も先入ってていいから。』

『うん。』

『一応、バイト終わったら
 連絡するから鍵開けといてな。』

『分かった。いってらっしゃい。』
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