『はちみつゆず~キミと過ごした時間~』

『朝起きると、
 蓮斗がおかしくなっていて…。』

『蓮が?』

『うん。なんか、私のこと
 神崎先輩って呼んでたし。
 それに、彼女との約束がある
 とか言ってでていったの。』

『はぁ?
 俺にはそんなこと
 いってなかったけど。』

『え?』

『バイトがあるから。
 かわりに柚姫を観光してやって。
特に変わったことなかったけど…。』

『でもやっぱり、蓮斗変だよ。』

『あのさ。それまでに蓮斗に
 変わったことなかった?
 たとえば、
 何か変なもの食べたとか?』

『え? 一緒のものを私も食べたし
 …特に変わったことも
 なかったと思うけど…。』

< 62 / 118 >

この作品をシェア

pagetop