『はちみつゆず~キミと過ごした時間~』

『そっか。サンキュ。』

携帯をポケットに入れると。

真剣な顔をした。

『蓮。かなりやばいかもしんね。』

『どういうこと?』

『とりあえず、説明は後で。
 早くしねぇととにかくヤバイ。
 とにかく急ぐぞ。』

響生くんは駐車場に止めてあった
車に乗り込んだ。

『いいから、早く乗って。』

『お邪魔します。』

助手席に乗ると、
響生くんはサングラスをかけた。

『家じゃねぇんだからさぁ。
 「お邪魔します」はないだろ?』

と言って笑った。

それにしても派手な車だな。

かなり目立つじゃん。
< 64 / 118 >

この作品をシェア

pagetop