『はちみつゆず~キミと過ごした時間~』

『お母さん…私ね。
 妊娠したんだ。』

翌日。

私は、お母さんに報告した。

『え…。柚姫?
 今、何ていった?』

『妊娠…したの。』

”パシーン”

ほっぺたが真っ赤になるほど痛かった。

でも、
胸が痛むのと比べたらどれだけましか。

『何してんの?』

『私も、わかんないよ…。』

『まったく…。
 相手は、和真くん?』

ため息をつきながら聞いてきた。

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