星に願っても…。





「はい。どうぞ。」





マサキが私にカップを差し出す。





「あったかい…。」




カップに入ったココアは冷え切った体と、心をじんわり溶かしてくれるようだった。





「やっとしゃべった…。」




マサキは優しく微笑んだ












< 100 / 143 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop