星に願っても…。
「やめないよ。キラちゃんには本当のことを知ってもらいたい。トワのことも僕のことも分かっていてほしい。」
僕のこともってことはマサキも人を殺すの…?
「僕はめったに自分の手で殺したりはしないよ…。裏の社会で傷ついた人を治療したりするよ。表の社会でもお医者さんだけど裏の世界でもそれ活かしてる。」
「キラ…。俺のこともマサキのことも拒絶するならしていい。軽蔑しろ。」
トワは今にも泣きそうな顔だった。
「トワ…。マサキ…。私…。どうすれば……いいんだろう…。」
私の顔はもうぐちゃぐちゃ…。涙は止まらない…。
「キラ…。今日はもういいから。お前の好きなようにしろ。」
「やだ!!嫌だ。トワといる。マサキといる。ずっと一緒にいるから。」
自分の答えは決まっていたみたいで…。
私は知っている。トワもマサキも優しすぎるくらい優しい人だということを…。
「一緒にいよう…。ずっと…。少しは私にも痛み分けてね。一人で背負いこまないでね…。二人とも頑張りすぎないで…。」
「キラ…。」
「キラちゃん…。」
「もぉ。二人のせいで、せっかくのメイクもワンピもぐちゃぐちゃだよ…。」