星に願っても…。




「あ、おはよ。」





なんとか普通にいけてるかな?






「おはよ。」






あ、ユウも普通…。






「あっ!あのさ。私ね、夏になったら海の家とかやっちゃおうかなって!」






「お、いいじゃん。」






「ね?いいよね!」






コトン




ユウにコーヒーを出す。







「あ、ブラックで…よかったよね?」






カフェにいた頃の記憶がよみがえる






「あぁうん。」





なんか嫌な空気が漂った。





やっぱり、あんまり思い出したくないこともあるわけで…。







「あぁあのさ!ユウって仕事、何時に行くの?」






「んー。7時半にこの家出るくらいかな?」






「そっか!明日からだよね?」






「うん。」







「じゃぁ、私、お弁当作る!」







「えぇ?いいよぉ、そんなの。」






「よくない!てか、いいよぉとか言いながら嬉しそうじゃん?」






「う、嬉しくねぇよっ!」








「またまたぁ」








「嬉しくねーの!」







「はいはい、そーですかっ!でも、作ってやる!毎朝作ってやる!」








「いりません。」








「いりますぅ。」







「いりませんっ」






「いりますっ!」








「「アハハハハッ」」







なんか懐かしい。こうやって二人で笑うのって何年ぶりだろう…。


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