星に願っても…。




目を開けるとやっぱり何も変わっていなかった。


でも、昨日起きた時より少し不安が薄れていた。



昨日も不思議に思ったけど、恐怖心がそこまでないのはなんで…?

なにも分からないのに…。



ガチャ



「おはよ。」



お兄ちゃんは寝ぐせでピョンとした髪を直しながら部屋に入ってきた




「お…はょ。」




昨日はあまり出なかった声が出た




「大丈夫か?」




私はうなずく




「よし。じゃぁリビング行こ」





少し重い体を起してリビングに向かう。








リビングに向かう途中に分かったこと。


ここはマンションで結構広いということ。それだけ。



私はここに住んでいたのかな。



あ、でも、運んできたってお兄ちゃんは言っていたから違うところに住んでいたのかな…。




家族は…?



< 8 / 143 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop