星に願っても…。
倉庫に着いた。
ギギギギー…。
思い扉を開いて中に入る…。
「タク!!タク!!」
ただ、ただ、タクの返事が聞きたくて…。
叫んだ。
その時、
バンッ
今まで聞いたことないほど大きな音が鳴った。
きっと銃声。
「お、おい。やめろよ…。このとうりだ…。許してくれ…。」
確かにさっきの男の声。
でも、震えきっていてさっきとは別人のようだった。
バンッ
バンッ
何度目かの銃声が倉庫に鳴り響いた時、さっきの男とは違う声がした。
「もう諦めろ。」
バンッ
その音が響いた後、あの男の声を耳にすることはなかった。