それはやっぱり君でした

暴力に気づいてるんでしょ?

だったら助けてよ。

いつも、そう思う。

あたしは、ベッドに入る。

そして眠りについた。

ー翌日ー

「香織~。」

と、あたしの名前を呼ぶ愛菜。

「1000円持ってきた?」

愛菜がそう言った。

「持ってきてない…。」

「どうして?約束したじゃない。」

約束した覚えはない。

「持ってこなかったから、あんたの秘密言うから。」

「ごめんなさい…。秘密は言わないで…。」

あたしは謝る。

「まぁ、今回は許してあげる。」

愛菜は、そう言ってどこかへ行った。

愛菜…。

あたし何かした?

教えてよ…。

愛菜とは、昔親友だった。

何でも打ち明けられる友達だった。

あたしは、愛菜に裏切られた。
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