それはやっぱり君でした
出会い~助けてくれた人~

ードンッー

「きゃっ!」

「ほんとうぜぇ。お前生きてる価値ある?」

いつものいじめ。

いじめられる度、アザやケガが増える。

「沙乃!!北山くんが来たよ!!」

下野沙乃の仲間の秋坂成美が言った。

「嘘!?ほんとだ…。」

北山という人がこっちにくる。

そして、あたしをいじめる下野たちを無視して、あたしのところまできた。

「お前、大丈夫か?ケガしてるじゃねぇか。保健室行くぞ。」

「えっ…!?」

そう言って北山は、あたしに手をさしだした。
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