オートフォーカス
3.じゃあね
あれからどれくらい時間が経ったのだろう。
たった一週間でも凄く長く感じたのは本当に久しぶりだった。
何かを気にしながら過ごしていくのは辛いことなんだと改めて心身のバランスの重要さを認識する。
年内の授業も残り僅かになった頃、今年もやろうと言われたアルバイト合宿を断って篤希は調べものに没頭していた。
未練たらしく開いたMBAの資料、見始めたらもう止まらずに篤希は夢中で調べていたのだ。
今からでも間に合うのか、どこまでやれるのか。
競争率の高い大学院への試験対策をどうやったらいいのかをずっと調べ勉強を始めていた。
「やらない後悔より、やった後悔の方がスッキリするぞ。」
あの雅之の言葉が頭から離れない。
背中を押されているような気持ちでずっと自分と向き合っていた。
気の抜けたような状態からいきなりスイッチが入った篤希に周りは驚いていたが、雅之は笑っているだけだった。
意外と激しい奴だなと、その言葉もまた嬉しかった。
調べる為には大学にいるのが一番いい。
篤希は可能な限り大学に残り、教務課や就職課、教授のゼミ室などあらゆる情報を求めて回り続けた。
たった一週間でも凄く長く感じたのは本当に久しぶりだった。
何かを気にしながら過ごしていくのは辛いことなんだと改めて心身のバランスの重要さを認識する。
年内の授業も残り僅かになった頃、今年もやろうと言われたアルバイト合宿を断って篤希は調べものに没頭していた。
未練たらしく開いたMBAの資料、見始めたらもう止まらずに篤希は夢中で調べていたのだ。
今からでも間に合うのか、どこまでやれるのか。
競争率の高い大学院への試験対策をどうやったらいいのかをずっと調べ勉強を始めていた。
「やらない後悔より、やった後悔の方がスッキリするぞ。」
あの雅之の言葉が頭から離れない。
背中を押されているような気持ちでずっと自分と向き合っていた。
気の抜けたような状態からいきなりスイッチが入った篤希に周りは驚いていたが、雅之は笑っているだけだった。
意外と激しい奴だなと、その言葉もまた嬉しかった。
調べる為には大学にいるのが一番いい。
篤希は可能な限り大学に残り、教務課や就職課、教授のゼミ室などあらゆる情報を求めて回り続けた。