オートフォーカス
「おいコラ。俺は高いぞ?」
「あ、ごめん。一律で1枚50円なんだ。」
「なんだそれ、ボッタクリじゃね!?どこにその金が入るんだよ。」
言っていることのちぐはぐに篤希も絢子も大笑いしてしまった。
そこまで自分を高く扱わないのが雅之らしい。
「つーか、なんだ!?そのオフショットって。」
若干苛々しながら白い煙を口から吐き出す。
雅之の言葉に篤希はさっきやり損ねたことを思い出した。
「そうそう。仁美のも欲しかったんだけど…また今度にしようかな。」
答えになっていない篤希の言葉に雅之の人相は悪くなる。
「仁美のって…?」
聞き流すことが出来ず、不安そうな表情で絢子が訴えてきた。
何か良くないことに使われるとでも考えているのか、その目は揺れている。
聞こえが悪かったのだと、篤希は自分の軽はずみな発言に反省して弁解をした。
「ミスコン出場者だから需要があるみたい。先輩方から指令がきたんだよ。勿論、本人の許可をとるから大丈夫だよ。駄目ならそう伝える。」
きっと盗撮かと心配したのだと思い、篤希は丁寧な口調で絢子に答えた。
実際、いま雅之に盗撮まがいなことをやってしまったのだ。
「あ、ごめん。一律で1枚50円なんだ。」
「なんだそれ、ボッタクリじゃね!?どこにその金が入るんだよ。」
言っていることのちぐはぐに篤希も絢子も大笑いしてしまった。
そこまで自分を高く扱わないのが雅之らしい。
「つーか、なんだ!?そのオフショットって。」
若干苛々しながら白い煙を口から吐き出す。
雅之の言葉に篤希はさっきやり損ねたことを思い出した。
「そうそう。仁美のも欲しかったんだけど…また今度にしようかな。」
答えになっていない篤希の言葉に雅之の人相は悪くなる。
「仁美のって…?」
聞き流すことが出来ず、不安そうな表情で絢子が訴えてきた。
何か良くないことに使われるとでも考えているのか、その目は揺れている。
聞こえが悪かったのだと、篤希は自分の軽はずみな発言に反省して弁解をした。
「ミスコン出場者だから需要があるみたい。先輩方から指令がきたんだよ。勿論、本人の許可をとるから大丈夫だよ。駄目ならそう伝える。」
きっと盗撮かと心配したのだと思い、篤希は丁寧な口調で絢子に答えた。
実際、いま雅之に盗撮まがいなことをやってしまったのだ。