オートフォーカス
「はい、オッケー。じゃあ頑張って!」
片手を挙げて篤希は笑った。
親しい仲間と話をして、ご飯も食べて。
どうやら心身ともに回復したらしい。
「そっちもなー!」
「いつでも連絡してよー?」
声を張り上げるのはいつも裕二と仁美だ。
それを筆頭にいろんな声が次々と篤希を送り出してくれる。
篤希は笑いながらその場を後にして目的地だった2号館に向かう為に歩き始めた。
仲間の声援というのは恥ずかしくてくすぐったい。
気持ちをリフレッシュさせた篤希は気合いをいれて役目を果たすことにした。
気になったものは撮る。
記録係の説明を受けているとき確かそんなことを言われた。
とにかく撮りまくって記録を残すのだと。
それを思い出すと篤希はカメラに構え、各店の飾りを撮り始めた。
変な顔をされるかと思いきや、こだわりがあったのか意外とここも撮ってくれとリクエストされ歓迎の様子だ。
飾り、人の群れ、とにかく今日の様子をおさめようと篤希はカメラを構え続けた。
カメラを意識していない方がいいものが撮れるのかもしれない、そんなことをぼんやり考えていた時だった。
「篤希くん、待って!」
片手を挙げて篤希は笑った。
親しい仲間と話をして、ご飯も食べて。
どうやら心身ともに回復したらしい。
「そっちもなー!」
「いつでも連絡してよー?」
声を張り上げるのはいつも裕二と仁美だ。
それを筆頭にいろんな声が次々と篤希を送り出してくれる。
篤希は笑いながらその場を後にして目的地だった2号館に向かう為に歩き始めた。
仲間の声援というのは恥ずかしくてくすぐったい。
気持ちをリフレッシュさせた篤希は気合いをいれて役目を果たすことにした。
気になったものは撮る。
記録係の説明を受けているとき確かそんなことを言われた。
とにかく撮りまくって記録を残すのだと。
それを思い出すと篤希はカメラに構え、各店の飾りを撮り始めた。
変な顔をされるかと思いきや、こだわりがあったのか意外とここも撮ってくれとリクエストされ歓迎の様子だ。
飾り、人の群れ、とにかく今日の様子をおさめようと篤希はカメラを構え続けた。
カメラを意識していない方がいいものが撮れるのかもしれない、そんなことをぼんやり考えていた時だった。
「篤希くん、待って!」