金髪地味子!?
「そうですか…ごめんなさい。
あなたとは付き合えません。」
静かに毎日の様に、同じセリフを吐き、
そして頭を下げる。
本当に…
モウ、アキチャタ(笑)
毎日の様に告白され、そしてフル。
いつも、いつも好きな理由は、
――見た目――……
私は、生まれた時からの“金髪”だ。
母が、外国人というのだから、きっと私は
“ハーフ”ということになる。
そして、モデルをやっていた母の血を受け
継いで、ナルシストではないが顔は、女の
底辺よりは、少しは上だと思う。
小学校を頃は、この金髪のせいでからかわ
れていたこともあった。
でも、それは中学校2年からは違っていた。
男子の精神年齢が高くなったなかわ知らな
いが、私のモテ期はをそこから始まった。
だが、初めは嬉しくなったりもした。
しかし、人生甘いもんじゃなかった。
この日、私は忘れ物をして、教室に戻ろう
と、している時だった。
『なあ!お前島野に告ったんだろ!?
どうだった?なぁ!!』
っ!!誰かいる!!?
私のクラスから聞こえてくる声は、
うちの中学の中では上位にランクインする
程のイケメンの鷹旻君と男子数人が、
私の話をしているのが、聞こえた。
『ダメだった…』
すいません…(涙)
と、心の中で鷹旻君に謝った。
鷹旻君は、一週間前にわたしに告白してき
た事を思い出して、カァ!!と一人で赤く
なっていると、思いもしない言葉が聞こえ
来た。