愛し方もわからずに。









“ただの”幼馴染みか…




自分で言ってて、悲しくなってくる







「…それって、やきもち?」





その言葉に顔をあげると、伊吹はニヤッと笑っていた




「そ、そんなんじゃないから!
バカじゃないの!?」




本当はやきもちだけど、ここで伊吹にバレちゃダメ!!



この気持ちはずっとわたしの心の中だけで閉まっておくって決めたんだから





「なんで目逸らすわけ?
俺の目見て言ってみろよ」



言えるわけないじゃん
…嘘だもん。




けどここで言わなかったら…





< 106 / 116 >

この作品をシェア

pagetop