愛し方もわからずに。
もう子供じゃないのに
9時ぐらいまで遊んだりするわよ
「何もされなかっただろーな?
…あ、お前が、されるわけねーか」
伊吹は顔をしかめながら聞いたあと、バカにしたように鼻を鳴らした
「まぶたにキスされた」
「は!?」
ムカついたから言ってやった
本当のことだもんね!
こんなあたしでも口説かれたりするんだから
「お前、冗談は顔だけにしろよ!!」
「冗談じゃないわよ!」
ふざけんじゃないわよ!
あたしのこと事あるごとにバカにして!
あたしは、伊吹を押し飛ばすと強引に家の中に入ろうとした