愛し方もわからずに。








…ん?


これってもしかして
間接キス?





そう思ったら急に恥ずかしくなってきた。



いやいやいや、昔からずっと意識しないでやってきたことじゃん!!





何今さら意識してんのよ!




手元のクレープを見ると、伊吹が食べた後がくっきりと半円形についてる






―――カァッ



顔が一気に熱くなる





それをみて、なんだかさらに現実味を帯びちゃって…



「お前、一人でなに百面相してんだよ」




伊吹が、不思議そうに眉間にシワを寄せて言った





「べ、別に!!」






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