愛し方もわからずに。








遅くまでなんかやってたのか?





「大丈夫か?
何があった?」



体育教師が近づいてきた






「俺が、保健室連れてくんで大丈夫ッス」




「そうか…
行ってこい」





俺は萌の背中と膝裏に手を入れ、軽々と持ち上げた




こいつ、軽いな…





ちゃんと飯食ってんのかよ





「えっ、ちょっやめて!
はずかしーよ、お姫様抱っこなんて…」




周りの目を気にして、顔を真っ赤にして恥ずかしがる萌





かわいーな、おい








< 74 / 116 >

この作品をシェア

pagetop