本当の私は甘いかも。
ってなっちゃったんだよ。
私の久しぶりの休日なのにこいつは…
「……………。」
「何?そんな見て、俺に見とれてんの」
え。
携帯から目を離してないのに、私がガン見していたことに気が付いていたの!?
「否定しないんだ。へぇ」
「うっ!えっあっ、」
やっと顔を上げた大和だけど、その顔には悪意のある笑みがあって、
それと目が合ってしまうと何も言えなくて、
とにかく首を大きく振っていた。
「歌穂……」
「ぬ、、、なに…?」
名前の呼び方すごく…色っぽい…。
無意識にそんな事を考えてた私は、急に恥ずかしくなって俯いた。
「こっちこいよ」
「やだ」
「来い」
「…………」
命令に逆らえなくて、渋々大和の隣の座る。
「で。何?」