緋~隠された恋情
「こんにちは水樹瑠奈の兄の水樹青士です。
今日は妹がご無理言ってしまったそうで、
すみませんでした。」
「あ、いいえ。」
風貌がどことなく水樹先生に似ていて、
優しそうなお顔をしている。
「お隣いいですか?」
「はい。」
「理科の先生だそうですね。
僕も理科なんですよ。
ああ、
そうだ、もう一人の参加者も理科ですよ。
違う高校ですけれどね。
おーい、植木!」
え??
植木?
「なんだよ、水樹、いいとこだったのに
…って、ありさ……」
「植木先生……ご無沙汰してます。」
「あれ?知り合い?」
「はい。兄の友達で、
前の職場も一緒だったんです。」
「え?そうだったんだ?」
「水樹も知ってるだろ、仲野新の妹だ。」
「おお!仲野。懐かしいなあ。
あいつ頭良かったのに
家の事情で、中退だったんだよね。
大学行かなかったんだろうね。
もったいなかったよね。
そうかぁ、君があの自慢の妹。
わかるなあ、美人だしなあ。
なるほど。
コロッケ屋やってるんだっけ?
話題になってたよな。
あいつ元気?」
今日は妹がご無理言ってしまったそうで、
すみませんでした。」
「あ、いいえ。」
風貌がどことなく水樹先生に似ていて、
優しそうなお顔をしている。
「お隣いいですか?」
「はい。」
「理科の先生だそうですね。
僕も理科なんですよ。
ああ、
そうだ、もう一人の参加者も理科ですよ。
違う高校ですけれどね。
おーい、植木!」
え??
植木?
「なんだよ、水樹、いいとこだったのに
…って、ありさ……」
「植木先生……ご無沙汰してます。」
「あれ?知り合い?」
「はい。兄の友達で、
前の職場も一緒だったんです。」
「え?そうだったんだ?」
「水樹も知ってるだろ、仲野新の妹だ。」
「おお!仲野。懐かしいなあ。
あいつ頭良かったのに
家の事情で、中退だったんだよね。
大学行かなかったんだろうね。
もったいなかったよね。
そうかぁ、君があの自慢の妹。
わかるなあ、美人だしなあ。
なるほど。
コロッケ屋やってるんだっけ?
話題になってたよな。
あいつ元気?」