緋~隠された恋情
「…うっ…くぅっ…」


ひどく頭痛がする、


頭痛がするのに、揺さぶられるような振動…


重い瞼を開くと信じられない情景が繰り広げられている、


俺の体の上で、女がよがりながら腰を振る。


「なっなんだ…」


「あっあはぁ…目がさめちゃったのぉ?

  
 はぁっ植木せんせぇーのあなたのDNAが欲しいの


 いいでしょう?


 結婚してなんて言わないもの。


 先生の子供産ませて。」


「何言ってるんだよ、お前どっかおかしいんじゃないのか?


 うっ…や、やめろ!」


自分が信じられない。

こんな状態なのに勃つとか

どうなってんだ俺の身体


「狂ってる」



「そうよぉ♡ 狂ってるかもねぇ…

 だって大好きなんだもの。

 欲しいのぉ、植木平のDNAが。

 ヤダって言ってももう無理。

 ふふ、美味しかったでしょう?


 たくさん媚薬の入ったワイン


 ほら、我慢なんてできないでしょ。

 ほら、植木先生、

 いいのよ思いっきり出して。


 あたしを孕ませてよぉっ

 我慢しなくていいのぉ。」



「うっああっ」

腰を強くこすりつけられた俺は自分の意志に関係なく

桜庭の中に精を吐き出した。


 
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