緋~隠された恋情
行方不明だった新ちゃんをみつけたとき、

お世話になったのが水樹先生兄妹、

本当に感謝してる。

今の私たちがあるのもお二人のおかげだから。


『兄だって、仲間先生のことスキみたいなんですよ。

 口では違うとか言ってますけどね~。』


「どうしよう……」

酔いつぶれて眠ってしまった、

水樹先生、

いつもならお兄さんに連絡すれば迎えに来てくれるけど、

なんか、気まずくて迎えに来てもらったらどんな顔したらいいのか?


連絡先のアドレス画面を、

スクロールしながら、



悩み続けていた。



そこに、着信音。

新ちゃんだ!


「----っ新ちゃん、助けてっ!」







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