緋~隠された恋情
部屋の中に何か手がかりになるものがないか、

持ち主のいない部屋を探す。

これができるのは、

今は婚約者である私だけ。

秘密を暴くみたいで気持ちが下がる。

「お兄ちゃん、ごめん

 これは私だけでやるから」

「あ…うん、わかった。

 何か手伝って欲しかったら言って。」

「うん。ありがとう。」

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