鬼畜店長


「で、店長、敬老の日祝われたくないんですか?せっかく祝ってあげるって言ってんのに?」


「なんで俺が悪いような空気つくってんだよ。第一俺老じゃないから。敬われる必要ないから。」


「じゃあ、また店長のおじいちゃんおばあちゃんに店長の元気な姿を見せてあげましょう!」



母の日と父の日は写真とプレゼント送ったんだよね。


あたしもウチのじいちゃんばあちゃんたちにはお世話になってるから、なにかプレゼントをと思ってみんなおそろいのフリースのベストを買って送っておいた。


べ、別に選ぶのが面倒になったとかそういうんじゃない。




「盆に帰った時顔出したし、いらねえだろ。」


「じゃあ何かプレゼントをお届けしましょう。」


「敬老の日明日なんだからもう遅いだろ。」


「明日はとりあえず連絡だけしといて、プレゼントはあとから届くよって言っておけばいいじゃないですか。」



「そうだね!それがいい!ね、店長。イケメンもこう言ってることだし、明日にでもプレゼント買いに行きましょうよ!」



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