鬼畜店長
生き生きしていらっしゃる。


9月19日 

今日は中秋の名月というやつらしいですぜ。

つまり十五夜。
お月見をしてお団子を食べる日さ。





「店長、今日晴れてますし、外にテーブル出してお月見デーってことにしません?」


「…あー今日十五夜か。でも出すの面倒だから却下」


「もう経営者としてどうなんですかその発言。」


「だって面倒だろ?誰が準備して誰が片付けすんだよ」


「それは指示してもらえればバイト勢がやりますよ。最悪テーブルだけ出して立ち飲みスタイルでもいいですし。てか、その方が片付け楽だし、長居しないから回転率アップで、外イベントの楽しそうな雰囲気で新規から常連まで客もゲットで一石三鳥!素敵じゃないですか!!」


「…お前、たまにはイイこと言うじゃねーか。おし、今日は月見酒だ。表の看板書き直しておけ。あとこれから来るバイト連中にテーブル運ばせろ。4人テーブル3つもあれば十分だろ。足りないようなら随時足してけ。俺はこれから月見メニューを2,3個考えるからセッティングはお前に任せる。オープンまでに仕上げろ。」



「…イエッサー!!」




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