鬼畜店長
「あ、店長、そういえば、猫耳さんが店長のことイケメンって言ってましたよ。大人なイケメンが超タイプなんだそうです」
「そうか、俺は猫耳はタイプじゃない」
「猫耳なんて取り外し可能なのに…」
「ちげぇよ。こういう時に猫耳をなんの抵抗なくつけられるような女がタイプじゃないってことだ。似合わねえのに堂々としてられる意味が分からねぇ。一遍鏡見て出直せと言いたい」
「店長の鬼畜節は今日も冴えわたってますね。安心します」
「お前も相当俺寄りの人間になってきたと思うがな」
「知らぬ間に洗脳されていたってことですか?!何それ怖い!」
「あきらめろ。もう手遅れだ」
「手遅れって何?!もう鬼畜の手下ってこと?!…あれ、それって随分前からそうだったような」
「つうかお前さっきから鬼畜鬼畜って…」
「あ、店長そろそろ戻らないとみんなが心配しちゃうわ!お馬さん頑張ってこれ運んじゃう☆」
馬面を装着してガードをしたけどちょっとよく見えないのよこれ。
「はぁ、お前はコケてこぼして俺の仕事を増やす気か?それは外していけ馬鹿」
ですよね。
馬面を外され、なぜかまた頭をぐりぐりされ、送り出された。
なんだか今日はいっぱい撫でられてうれしいな!