鬼畜店長
「店長、それはなしですよ。あたし去年もここで過ごしたじゃないですか!」
去年は振られた店長と、イケメン野郎に相手にされなかったあたし、さみしい二人で飲み明かしましたね。
あれももう一年前か。
「でもやることないんだろ?ならここでリア充の聖夜を見守ってやれよ」
「何その悲しいイベント。ダメですよ、これから予定入れるんだから!」
「そうかい、無事予定埋まるといいな。これ2番」
「埋めますから心配には及びません!2番っすね」
今年のあたしは一味違うんだからな(たぶん)
きっと、きっと誰かとちゃんとクリスマスを満喫するんだから!
それが友達であろうと、キリストのこと祝う会でも、なんでもいいから予定入れてやる!
今年はちゃんとクリスマスするんだ!!
「あ、お前、明日のバイト前時間ある?」