鬼畜店長
その後、ガラスに装飾できるものや、雰囲気づくりにはもってこいのキャンドルだったり、とりあえず赤緑白というクリスマスカラーなもの、サンタトナカイモチーフの物を集めてみた。
「これだけあれば足りますかね」
「充分だろ」
「あ、店長!サンタコス発見!当日あの衣装で行きましょう!」
店頭のマネキンが来ているのは赤と白が印象的な王道のサンタさんの衣装。
店長が着てたらギャップがひどくて面白いことになりそうだ。
「は?いらねぇいらねぇ。誰が着るかよ」
「絶対ウケますよ。着るべきですって!」
「お前な…なんで笑い取りに行かなきゃなんねーんだよ。クリスマスだぞ。いい雰囲気出さなきゃなんねぇとこで笑わせてどうする」
「まぁ、確かに、バーであんなカッコしてる人なかなかみれないですよね。」
「だろ?あーゆうの着た馬鹿騒ぎは、チェーンの居酒屋が存分にやってくれるから、その分こっちはしっぽり静かに飲める雰囲気つくるんだよ」
「なるほどーよーくわかりました。けど店長のサンタさんをみたいあたしはどうしたらいいですかね」
「あきらめろ」
店長がサンタさんやってくれるなら、よろこんでトナカイさんやるのになー