鬼畜店長
「店長、みんな実家に帰ってしまうので連休中暇になっちゃったんですけど」
「俺に構えばいいだろ」
「…なぁーんだ店長、あたしに構ってほしかったんなら最初からそう言ってくださいよ!こんな回りくどいことしなくても言ってくれればいくらでも構うのに!」
そうかいそうかい、そんなに寂しかったんなら直接言ってくれればいいのに。
可愛いところあるじゃないの店長。
「…言ったな?よーし、連休中は俺の家に泊まりで決定な。いやー、日中は家で夜はここで、一日中一緒なんてたのしみだなぁ?」
「え、ちょ、いや待ってください店長、それは、どういう…」
「なに?大好きな店長と一日中一緒だなんて嬉しくて気絶しそうってか?それは良かった、ただ気絶しても俺は運んでやらないから自力で復活しろよ」
「店長の脳内回路なんとかしてくださいよ!どんな解釈したらそうなるんですか!そして気絶したあたしを置いていかないで!」
「…お前は本当に何でもリアクションするよな。だから俺なんかに構われるんだぞ」
「…それはもはや反射的なものなので直しようがないですね」
「そんなに俺に構われたいってか…お前も可愛いところあるじゃないか」
「それさっきあたしの脳内で同じくだりやったんでもういいです」
「なんだそれ」