鬼畜店長
「あたしナンパなんて初めてされたよ!びっくり!あたしなんかナンパしてもなんも面白くないよ?」
やべぇ人生初のナンパ体験!
あたしなんかに声かけて、この人たちセンスないな!
他にもっと綺麗な女の子たちがあんなにたくさんいると言うのに!
「ぶはっ 普通ナンパしてきた相手にそれ言わないっしょ!たぶんお姉さんの連れの人、今必死に探してると思いますよ?」
「確かにー。こんな人1人にしてたら不安で仕方ないだろうね」
「そんなことないよ。あたし1人でもやっていけるって信じてるもん」
「ぶっ 精神論かよ!」
「ナンパしといてあれだけど、お姉さん見てるとものすごく心配になるわ」
「え、あたし今バカにされた?出会って間もない君たちにまでバカにされるあたしって…」
「……店長さん!馬鹿発見しました!!」
2人組の言葉にうなだれていると、砂浜の方から相棒イケメンの声がした。
馬鹿とか言われたような気もするけど、気のせいだと言うことにしておきましょう。