鬼畜店長

あたしはお咎めなしと言うことだろうか?

命拾いした…!


本当に海に沈められるかと思ったよ。
縄とかガチのやつだよ。


で、あたしから意識が逸れて次に向かったのは黒髪と茶髪のナンパ野郎2人組。



「お前らなんなの?こんなやつ引っ掛けてもなんも面白くねぇよ?」


「あ、それあたしがもう言っておきました」


「…だいたい、海で1人で遊んでるとか明らかにおかしいだろ。そんなさみしい奴に見えたのか?」


「それも言いました」


「……というか、こんだけ他に女いるのに、なんでコイツ?お前らセンスなさすぎだろ」


「あたしもそれめっちゃ思いました」


「……お前はうるせぇんだよ馬鹿!ナンパされたならされたでもっと大人しくしとけよ!!なに仲良くなってんの?!馬鹿なの?!」


「店長今日なんか全力ですね。いいと思いますよそのテンションの高さ。やっぱ夏だからっすかね?」



「あぁ!もうお前は黙っとけよ馬鹿!!」



今日の店長は元気だな!





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