鬼畜店長

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「あいつほんとカスなんっすよ。彼女にしかお返しあげないとか言ってさー。本当はあたしの友だちにお返しッつってチロル渡してんの知ってるっつーの。どうせあたしなんてお返しする価値もないとか思ってンすよあのカス。」



お酒が進み、心の声もいつも以上にだだ漏れになってまいりました。



「お前の言うソイツはイケメンか人気者なのか。爆発すればいいのにな。」



「ホント、なんであんなのに惹かれてんのか自分でも謎ですよ。なんだかんだ言って構ってくるから気になっちゃうんすかねー。もういっそのこと構わないでくれたら良いのになんで構うんだバカヤロー!」


あたしが好きなあいつは、大学で出会って仲良くなって、遊びに行ったり飲みに行ったりいろいろ楽しいヤツなんです。

構われるとガラにもなく嬉しくなっちゃうんです。




「まあまあ今日は俺のおごりだし、気が済むまで飲め飲め。特別に愚痴も聞いてやるから。」



「うっす。いただきまーす!!店長ありがとー大好きー!!」




……無限ループ…無限ループ……



「好きなんだかただの友達なんだかもうわけわかんないんっすよねー」


「大学の恋愛なんてそんなもんだろ。難しく考えるからわかんなくなんだよ。」


「だって、考えないと、わかんない…」


「お前が考えたってろくな答えでねーだろ。ほら、今日は何も考えず飲む!心の声吐き出せ!」


「ありがとーございますー!!店長イケメーン!!」




……無限ループ…無限ループ……










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